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院長Interview                杠(ゆずりは)岳文

 

 

 

「ひぜん」って、どんな病院なのですか?  これまでに歩んで来た道を教えて下さい。

 

当院は、昭和30年代に「The most important person in this hospital is the patient」のスローガンのもとに、患者さんの権利を守ろう、社会復帰を推進しようと、当時の精神科病院としては、いち早く病棟の開放化に踏み出しました。画期的なことでした。昭和63年に施行された精神保健福祉法の精神を30年も前に実践していたのです。このことで当院は全国的にその名を知られるようになりましたし、今もわたしたちの誇りでもあります。わたしたちの病院は、必ずしも都市部の便利な場所にあるわけではなく、また特定の大学の関連病院として人材の派遣を安定的に受けてきたわけではないため、常に時代の先を読み、患者さんにも医療者にも我々をアピールし選ばれることを求められてきました。つまり、わたしたちは病棟の開放化もいち早く行いましたが、医療者に向かっても大きく門戸を開いてきたのです。これまで、創設以来65年の間に、300名程の精神科医師が「ひぜん」の門を叩き、再び全国に巣立っています。また医師の出身大学も30以上に上ります。

 

 

 

「ひぜん」で長年働かれて、いかがですか? 率直なご感想を聞かせてください。

 

私自身も、15年前にそれまで勤めていた神奈川県の久里浜病院を辞め、一人で「ひぜん」の門を叩きました。「ひぜん」には学閥もなく本当に自由な雰囲気があり、患者さんの自由と人権が守られ、医療者の自由と人権も守られているなぁと感じました。しっかりした指導体制と同時に、安心して働けるサポート体制もありましたので、研修においでになった方が充実した研修期間を過ごされ、一段と成長して旅立たれる姿を側で数多く見てきました。当時から「ひぜん」には精神科医療、さらに精神保健医療従事者の人材育成に必要なすべてのものがそろっていると感じたものです。そして、当初は「私がここで研修していたらもっとまともな精神科医になっていた」と常々感じていました。その後15年間の「ひぜん」での研修のお陰で私自身も少しはまともな精神科医になれたかな?

 

 

 
 

「ひぜん」には、どんな人たちが、集っているのですか?
どんな人に会えるのですか(どんなことができるのですか)?

 

毎年「ひぜん」には全国の大学から若い精神科医の先生方が数多く研修においでになっています。先にも述べたように、「ひぜん」の卒業生はすでに300人以上に上ります。もちろんこの中にはわが国の精神科医療のリーダーとして全国的に活躍されている方も大勢いらっしゃいます。現在も児童思春期、司法精神医学、アルコール薬物医療、精神科救急、精神科リハビリテーション、老年精神医学、重症心身障害医療など様々な精神科医療の分野でわが国のリーダーとしても活躍されている先生が指導医として沢山いらっしゃいます。この様に、「ひぜん」は精神科医療のほぼ全ての領域を一つの施設で研修できるわが国でも数少ない教育病院の一つです。「ひぜん」で、出来ることは精神科の臨床だけではありません。「ひぜん」には臨床研究部もありますし、また様々な精神科関連の研修会も行っていて、医師はもちろん、全国から様々な職種の方々が集まります。ぜひこうした活動にも「ひぜん」の一員として加わっていただければ、忙しいかもしれませんがさらに充実した研修生活になるでしょう。

 
 

「ひぜん」で、今目指している事、行われている事を教えてください。

 

「ひぜん」の運営方針を「精神神経疾患の基幹医療施設として、先駆的高度専門医療と精神保健医療従事者の育成に努める」と掲げています。様々な分野での先駆的なモデル事業を展開すると同時に、わが国の精神科医療の将来を担う人材を育成することが私たちの使命と考えています。

 
 

「ひぜん」が、遠い将来に目指している姿は、どんな病院ですか?

 

一言で言えば、患者さんからも医療者からも選ばれる病院です。求めていたものが叶えられ、おいで頂いた方にご満足いただける病院でもあります。「ひぜん」は、オールラウンドの先駆的高度な精神科臨床だけではなく、創造的な臨床研究、全国に向けて情報発信を行う研修、精神科医療の将来を担う人材の育成をも行えるわが国随一の精神科医療施設を目指しています。
 
 

 

  本日はお忙しい中、ありがとうござました。 ( 聞き手 医療情報管理室 

 

 

 

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